虚像の道化師 ガリレオ7/東野圭吾

虚像の道化師 ガリレオ 7

虚像の道化師 ガリレオ 7

 

ガリレオシリーズの短篇集としては4冊目。

第一章 幻惑す(まどわす)

新興宗教「クアイの会」の信者が建物から飛び降りて死亡。衆人環境で誰も手を触れていないことは明らか。警察は事故ということで落着しようとするが・・・

 

第2章

心聴える(きこえる)

草薙が風邪で受診にいった病院で暴れる男に遭遇。調べてみると男は幻聴に悩まされていた。さらに男の務めていた会社で以前自殺した部長と関わりが・・・

 

第3章

偽装う(よそおう)

湯川と草薙が招待された披露宴会場の近くで殺人事件が発生。被害者の娘は会場に来る途中に出会った女性だった。土砂崩れで外部と連絡が取れなくなり、地元の警察署長に頼まれ草薙が捜査に協力することに。

 

第4章

演技る(えんじる)

劇団主宰の男が殺された。携帯電話の使われ方の不自然さから草薙らは被害者の以前付き合っていた女に疑いの目を向ける

 

(以下、ひょっとしたらネタバレになる可能性もあるので未読の人は注意。)

 

個人的に、トリックとしてあまり馴染みのない装置を使う話はいまいち。

一番おもしろかったのは湯川先生が最後に粋な計らいをする第3章ですね。

 

そろそろTVシリーズワンクール分の原作が溜まったのでガリレオ2放送あると思います。